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エルキャピタン・ノーズ

by yudaisuzuki

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1、登攀期間  2016/6/29~7/4 (30日はレスト)

2、メンバー 

 鈴木雄大(21) 鈴木岳美(21)

3、今回使用したギア

・70mシングルロープx1

  • 60mシングルロープx2(荷揚げ、フィックスに使用。1本はフィックス後に地面にデポ。ジョシュアが回収。持っていればスタティックロープの方が良さそう。)
  • 70m 直径3mmロープ(ホーリングバッグをトラバースさせるのに非常に便利。また、2つの所持ロープに何か問題が起きた時にこれがあれば70m懸垂できる。70mのうち50mはテープでまとめて整理。)
  • ペツル アッセンダーx2
  • ペツル マイクロトラクションx3 (フォロワーのアッセンション、荷揚げに使用。アッセッンションは荷重が掛かっていないと上手く機能しないので、下側に使うには、マイクロでも便利。3つ目は予備。)
  • アルパインクイックドローx7、クイックドローx10 (良い数だった)
  • ロッキングカラビナx16、ノーマルカラビナx8
  • 120cmスリングx3、180cmスリングx1、60cmスリングx3(ビレイ点でロープを束ねておくのに必須)、プルージックコードx4、デイジーチェーンx4
  • ATCガイドx2、エイドラダーx4、BDギアラック(リード交代の時にとても便利)
  • クライミングシューズ(ミウラー、普段は38だが岳美の40を使用。ビッグウォールでは、2時間以上履いてられるものでないと足指が麻痺する)
  • ハーネス、ヘルメット、チョーク、ビレイグローブ(長時間のビレイ、アッセンション、ホーリングでは必須)
  • スリーピングパッドx2、ダウン、ダウンパンツ、シュラフカバー、ツェルト、ヘッドランプ
  • BDホーリングバッグ70L(3日分の荷物で丁度満タン)、フォロワー用小型ザック
  • エイリアン小黒x1、エイリアン小水色x1、BD0.2黄x1、メトリウス小銀紫x1、BD0.3青x3、トランゴ0.3×1、銀0.4×2、紫0.5×2、緑0.75×3、赤1x3、黄2x2、青3x2、銀4x2、紫5x1、リンクカム緑x1、リンクカム黄x1、メトリウスオフセットカム0.4×1、メトリウスオフセットカム0.75×1、BDオフセットマイクロナッツ1セット、BDナッツ2セット(赤と紫大以外)
  • サンダル(ホールバッグにシューズが入らなかった。何とかなったがやっぱりシューズが良い)
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4、食量

・水 1日1人1ガロン(約3.8L)x3日分=6ガロン(約23L)、+予備4L、(空になったボトルは先を切ってプープバッグとして使用。

  • 尾西の米パックx8、アイダホアンx2(水をいれるだけで最高のマッシュドポテトができる)、オートミール18パック(1パックは手のひら小サイズ)、プロテイン粉
  • 行動食、1日あたりクリフバー5本程度

5、行動詳細 (ピッチ数はsupertopoのものを基準としている)

6/21

大学があるユージーン、オレゴンからセルトガ、カリフォルニアまで8時間ほどのドライブ。セルトガにてジョシュアの叔父の家に泊まる。

6/22

セルトガからヨセミテまでドライブ。5時間ほどで念願のヨセミテに着く。2人とも興奮し過ぎていて、夕方7時頃に練習のつもりでノーズへ取り付くが、ビッグウォール経験は全くなかった為、上手くいかず、3ピッチから下降。ラペルも上手くいかず、パーキングに着いた頃には夜中の2時過ぎだった。

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[初めてノーズへ取り付く前の、ジョシュアブラウンスタインと鈴木雄大]

6/23

ドライブや昨日のクライミングで疲れていた為、ヨセミテビレッジを観光。作戦を練り直す。

6/24 朝7時からフィックス&荷揚げ開始。途中で、昨夜から登っているのにまだ1ピッチ目でヒーハー言っているパーティーを追い越す。順調に進み、午後2時にはパーキングへ戻る。明日からの登攀に向けて早く寝る。

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[シックルレッジへ向けてロープを伸ばすジョシュア・ブラウンスタイン]

6/25 朝3時起床、4時頃ユマーリング開始。5時にはシックルレッジへ到着。しかしその後は全く上手くいかない。ホーリングバッグ用ロープとメインロープがこんがらがったり、振り子トラバースの後にフォロワーがしなくてはならない特殊なテクニックに苦戦したりして時間がかかる。さらには、プープバッグとして使用していたプロテインパウダーの入れ物の蓋がホーリング中に岩と擦れて壊れ落ち、(しっかりバッグに収まっていなかった)中身が飛び散る。自分は鼻が詰まり気味だったのかそんなに気にならなかったが、ジョシュアのテンションはガタ落ち。どうしても蓋をダクトテープでふさぎたいというので、ハンギングビレイの中、仕方なくバッグの底からテープを取り出し修復する。さらに時計が進んでしまう。7ピッチ目でジョシュアが「これじゃあ絶対に上まで登れない、登りたくない」と言い出し、悪い雰囲気になる。ジョシュアは5.12aを数本登った良いフリークライマーだが、アルパインクライマーのような根気強さは持ち合わせていない。加えて、トラッドは半年前に自分が誘い込んで初めてもらったので、まだまだ慣れてないようだ。教育が足りなかったか。

自分は今日中に11ピッチ目のビバーク地点、ドルトタワーまで行けば可能性はあると思っていたので、ジョシュアを説得して、今日は何が何でもそこで泊まり、明日進退を決めることに。しかし、その4ピッチを全て自分がリードすることになり、ドルトタワーに着く頃には疲れ果てる。

6/26 ドルトタワーより下降。12時頃に地面に着く。その後レスト。

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[起床後、ドルトタワーより下降することを決める]

6/27 朝6時からキャンプ4の行列に並ぶが、丁度自分らの目の前で有名なパークレンジャー、ピンキーによって打ち切られる。非常に虚しかった。キャンプ4はヨセミテには小さすぎる。午後、ミッドナイトライトニングにてサンフランシスコからやってきた岳美と合流。岳美をノーズの再チャレンジに誘う。すぐに承諾してくれた。何日も日本で登っているパートナーであり、安心だ。久々に日本語でのクライミングとなる。

[焼肉で力を蓄えようと企む鈴木岳美]

6/28 キャンプ4の行列に再チャレンジ。今日は張り切って朝4時から並ぶ。無事にキャンプサイトを獲得でき、ホッとする。午後からは岳美のホーリング練習の為、ジョシュア、岳美はナットクラッカー(5ピッチ、5.8)を登る。自分はレスト、ノーズの準備をする。

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[入念な準備]

6/29 朝8時頃からノーズ下部4ピッチのフィックス開始。この4ピッチの中にはC2が2箇所とC1+が一箇所あり、おそらくノーズを4ピッチ単位に区切って見たとき、最も難しいパートだろう。加えて、クラックがフレアしていることが多く、カムを決めるのが難しい。特に3ピッチ目。だが、初めての岳美も全て順調に行き、5時間ほどでフィックス荷揚げ完了。

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[上:シックルレッジにて明日からの作戦を練る鈴木岳美と鈴木雄大]

6/30 ナットクラッカーも登った岳美は少し筋肉痛を訴えていた為、レストとすることに。自分も完璧な状態で再チャレンジしたかったので同意。情報を探る為、WIFIを求めてヨセミテビレッジのカフェへ行く。山岳ガイドの杉坂さんの記録を読み返していると、ある一文でかなり不安になる。ルートの核心部の一つ、チェンジングコーナーズでマイクロナッツの1番を使うらしい。自分たちはマイクロナッツ3番からしか持っていなかったので、どうしようかといった感じだった。車で5分ほどのカレービレッジというところにあるクライミングショップへ駆けつけた。すると、25%オフのバケツの中にワイヤーの先にゴミがついたような小さなナッツが沢山あった。2KNまでしか耐えられないヤツだ。宝物を発見したかのようにすぐに購入。これで安心してスタートできる。残りの時間でロワーアウトを練習し、沢山食べて早く寝た。

7/1

朝3時起床、テントを撤収。4時からユマーリング開始。いよいよだ。あたりはまだ暗いが、ひたすらロープ3本分ユマールするだけだ。5時頃、明るくなると同時に5ピッチ目のリードを開始。5と6ピッチは60mロープでつなげることができる。自分はすでに11ピッチ目まで体験していたので、飛ばしてやろうと思っていた。7ピッチ目は岳美がリード。このピッチはロワーダウンと振り子トラバースから始まる。良いペースでピッチ8へ。ボルトラダーをサッサとこなし、また振り子トラバース。これはキングスイングほどではないが、10m以上の振り子を使って隣のクラックをキャッチしなければならない。3回目くらいで仕留めた。ストーブレッグクラックをキャッチした後はロープがZ字になってドラッグにしないよう、一切プロテクションを取ることができない。一応トップロープ状態ではあるが、落ちれば大きく左に振られ、振り子からやり直しだ。緊張はしたものの、5.8のハンドサイズクラックでは落ちることなくフリークライミングで無事にアンカーへ着く。前回トライではこの時点で7時だったが、まだ3時だ。今日エルキャプタワー(快適テラス、P14)まで行けると確信した。このストーブレッグクラックはピッチ11のドルトタワーまで綺麗に続く。間違いなく5つ星のクラックだ。だが問題は、これでもかと同じサイズのクラックが続くので、バッククリーンしないとカムが尽きてしまうことだ。BD4番銀を2つ持っていれば9ピッチ目を20分早くリードできる。カムの差し替え作業を終わらせピッチ11へ。久しぶりに人が立てる快適なビレイレッジだ。ドルトタワー(4人程寝られるテラス)はすぐ10m上。最新のトポに従い、ピッチ11と12を繋げることに。この作戦はホーリングバッグの引っ掛かりをなくすらしい。岳美がリード。しかし結局ドルトタワーのちょっとした岩に引っ掛かり苦戦。でもどうにかこうにかして解決できた。ピッチを繋げない方が引っ掛かりにくい気がするなあと思った。今日の残りはc1と5.7だけ。快調に進み、エルキャプタワーへ到着した。エルキャプタワーは岩が寝てくださいと言っているようにとても平らで、不思議なテラスだった。アイダホアン(30秒でできるドライドマッシュドポテト)を食べ始めると同時に、すぐに尾西のドライカレーを作り始める。パッケージには水で60分と書いてあったが、20分ほど待って食べる。最高に美味しかった。ここでトミーコールドウェルやアレックスホノルドも寝たのかと思いながら就寝。(9時)

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 [エルキャプタワーで快適に眠る2人]

7/2

4時半起床、クイックオートミールで食事を済ませ、明るくなると同時にスタート。今日はいきなり痺れるピッチからスタートだ。5.8のチムニーだ。15m程の高さをボルト1本で登らなければならない。もちろんどんなカムのナッツも受け付けない。ここはチムニーを登りたがっていた岳美にリードしてもらう。ビレイヤーからチムニーは全く見えず、なかなかロープが進まないので、苦労しているんだなあと思った。その次のピッチ16もなかなか手ごわかった。指より小さいサイズのクラックが15mほど続く。しかもパラレルなクラックではなく、良いカム置き場を探すのに時間がかかる。そんなにマイクロカムを扱ったことのなかった自分は、一歩一歩、「please」という感じで登って行った。結局落ちずに済み、ブーツフレークの天辺へ。このピッチの後にはマイクロカムの扱いにも大分慣れてきた。

ピッチ17、いよいよキングスイングだ。15mほどのロワーダウンから始まり、豪快にスイングする。私たちは、4キロほどあるギアをビレイ点に預け、スイング後にロープ伝いに渡す作戦をとった。トポによるとスイング後のクラックはキャメ銀4サイズらしいので、それと万能なリンクカムだけ持って岳美がリード。3トライほどで仕留めてくれた。2人とも、パウダースキーをしている時みたいに叫んでいた。あのキングスイングを今ここでやっているのか、と夢のようだった。ギアの受け渡しも割と上手くいった。だが、どちらかというとキングスイング後のノープロエイドセクションの方が大変そうだった。落ちたらキングスイングやり直しというプレッシャーの中のエイド、よくやってくれた。

 続くピッチ18から21までの間で、2つピッチを繋げることに成功した。途中で厄介なトラバースホーリングがあったが、3mmのロープで解決することができた。あのロープは今回の登攀のキーアイテムだろう。もし持っていなければいちいちホーリング用ロープを解いてロープの真ん中に付け替えて、また付け戻してという作業をしなければならない。加えてロープ系が3mmなのでクラックに引っかかる心配もほぼなかった。適当にホーリングバッグの上に入れておけばまたすぐ使える。

そしていよいよ今日のボス、ピッチ22、グレートルーフがやってきた。ここはC2Fとグレーディングされており、なかなか時間がかかりそうだ。見た目もルーフの威圧感がすごく、ゾクゾクさせてくれた。実際は、ルーフにたどり着くまでが長く、大変だった。しかし22ピッチ目ともなると、体がビッグウォールに慣れていて、思っていたよりも良い具合にリードすることができた。ルーフパートは指より細いクラックがずっと続いている。だが、しっかりしたプロをとることができるクラックで、想像していたほど悪くはなかった。ピトンもたまにある。この歴史的なパートをリードすることができてとても幸せだった。トラバースクラックからカムを回収するのにも時間がかかってしまった。フォローした岳美は、一旦全てカムを回収した後、トラバースの始まり部分にあったピトンまで戻ってロワーアウトし、なんとか解決できた。

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グレートルーフの真下でギアを回収する鈴木岳美

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次のピッチ23もまた名物のクラック、パンケーキフレークだ。パンケーキ3枚ほどの厚さのフレークがずっと続いている。グレードは5,10a。小川山にこれがあったら毎週末行列だろう。

 

岳美が10aのパンケーキを食べ終える頃には暗くなり始め、今日最後の24ピッチ目をヘッドランプの明かりを頼りに登る。チムニーっぽい形状の岩の奥にハンドサイズのクラックが走っており、なかなか苦戦したがアイダホアンを食べたい一心でリードする。アンカー付近まで行くとキャンプⅤっぽいテラスがたくさんあり、暗い中ホンモノを探すのが厄介だったが、見つけ、今日もアイダホアンと即席米を食べて寝る。キャンプⅤはかなり斜めで寝づらかった。寝ていると谷底へ向かってどんどんずり落ちていくので、1時間おきにポジション調整が必要だった。(特に左側で寝る人は)10時過ぎに就寝。全日程中最もタフな17時間行動だった。

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[お世辞にも快適とは言えないキャンプⅤで、セルフィー棒を巧みに操る鈴木岳美(手前)とコンタクトを入れるのに苦戦する鈴木雄大(奥)]

7/3

6時起床。起きると昨日は暗くて見えなかった頂上らしきものが見え、その近さに驚く。残すところ7ピッチ。ここまでくるとノーズの登頂がほとんど確信に変わっていた。今日は岳美のリードからスタート。5.7のフリークライミングとc1の25ピッチ目、良いペースでロープを伸ばしてくれた。ホーリングも大分楽そうだ。26ピッチ目は私のリード。C1+で同じサイズのクラックがずーっと続くが、もうそれにも慣れている。全く動じない。前日までの疲れがあるかと思いきや、頂上への近さがそれを吹っ飛ばしてくれた。このピッチの終了点、キャンプⅥは最高に快適そうだった。ホーリングも片足だけで出来るほど軽くなっており、大分楽だった。

 [キャンプⅥにて快適ビレイ]

そして27ピッチ目、いよいよ最後の核心、チェンジングコーナーズだ。エイドでc2だが、フリーで登れば5.14aだ。マイクロナッツしか受けつけないという細いクラック。岳美のターンだ。ビレイしていて、苦戦しているのが良くわかった。どうやらオフセットのマイクロナッツは抜群だったようだ。ナイスリード!結局慌てて購入したピーナッツの4分の1ほどのサイズのナッツは使わなかったらしいが、良い安心お守りとして機能してくれた。

残すは楽なピッチだけ。28ピッチ目をこなし、29、30ピッチ目の途中まで一気に登る。30ピッチ目のユマーリングは世界一高度感あるユマーリングだろう。目の前は壁から2mほど離れ、足元は1000m何もない。空中に浮いている感覚を味わえる最高のフォローだった。

そしてラストピッチ、ボルトラダーのトラバース後、5.6のランナウトで松の木ゴールまで駆け上がる。ついに終わったかという感じだった。エルキャピタンのノーズを登れたという事実は、素直に最高に嬉しかった。この時点で6時頃だった。

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[ラストピッチをリードする鈴木雄大]

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[ノーズ終了点の松の木にて、半端ではない達成感に浸る鈴木雄大(左)と岳美(右)]

 下山のトレイルは想像していた以上に長く、15キロ以上歩かなければならならなかった。2人も疲れ果てていたので、途中でビバークすることに。尾西のドライえびピラフを作り始める。パッケージには水で60分と書かれていたが、5分ほど待って食べ始める。カリカリしていたが最高に美味しかった。

7/4

朝6時に起きる。今日は下山だけ。気が楽だ。歩いていると綺麗な朝のヨセミテフォールに出くわす。ハーフドームも見えた。本当に清らかな朝だった。10時頃キャンプ4へ到着。

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[下山道から見えるヨセミテフォールとハーフドーム]

6、総括

今回感じたのは、フリークライミングだけをしていてもこのようなルートは登れないということだ。(5.12のトラッドをスラスラ登れれば別)例えば、冬の富士山でのビバーク訓練のおかげで、斜めの狭い岩棚なんて問題ないと思えたし、17時間行動のエイドクライミングも冬山でのそれに比べればどうでもないと感じられた。トライ前は、できるだけフリーで登ってこうなんて考えていたが、実際は5.10すら迷うことなくエイドで登っていた。もっと強くならないとダメだなと思った。ただ、このような美しく、歴史ある超クラシックルートを若いうちに登っておけたのは、将来のクライミングに大いに影響することと思える。クライミング能力は全く足りていなかったが、ノーズを登りたい、という強い気持ちだけで成功させた登攀だった。何はともあれ、憧れのエルキャピタンを登った今、次はどこに挑もうかというワクワクが止まらない。

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