神居岩北面に開かれた冬季ミックスクライミングの国内最難ルート、斬鉄剣のロッククライミングバージョンを登る事ができた。

登れた日、たまたま初登者の奈良さんが現れたのも緊張するトライとなった。

しかし、それ以上に、

部外者から

「ミックスクライミングで作ったルートを素手で登ると、フリーのエリアになってしまうからアックスで登れなくなってしまう。(今後岩を傷つけないよう) だからどうなのか？やめてくれ」と言われた事に対して、

「ミックスの初登者が夏のフリーでも初登すれば文句はないだろう」と、強さで対抗したという、夏の斬鉄剣の裏話を聞き、熱いものを感じた。

確かに、初登者が良いと言っているなら良いに決まっている。

法律や地元の規制など以外は、フリークライミングはフリーであるべきだ。トップロープでリハーサルしようが、2時間ハングドックしようが、オンサイト1本にかけようが、それはその人自身が自由に決めれば良い、と思う。

夏の斬鉄剣、極小カチを繋ぐキナコロカムイ〜ダイナミックに大ハングを超え、パンプした状態でバランシーなトラバースをこなし、最後も木を掴むまで油断ができない45m。

夏も冬以上に楽しませてもらいました。

間違いなく☆☆☆☆☆ルートです。

グレードは青巌峡の感覚だと5.13ab程度でしょうか？　持久力に自信があれば、優しく感じるかもしれないです。タイプが違いすぎてよくわかりませんが、出だしのキナコロカムイだけでも甘い5.13くらいはありそうですかね。

冬、アックスの記事も合わせてどうぞ↓↓